Sweets Plaza

スイーツプラザ 鳥取県版は、和菓子店・洋菓子店が集まる広場です

イベント/ニュース

地域の関連ニュースやイベント情報をお届けします
2012年02月15日

あなたも弥生のお菓子職人

レシピとアイデアのコンクール

鳥取県といえばなんといっても鳥取砂丘と大山。「鬼太郎」や「コナン」の作者の故郷としても知られている。そして、国内最大級の弥生集落遺跡「妻木晩田遺跡」や、弥生人の脳などが発見されたことから地下の弥生博物館と呼ばれる「青谷上寺地遺跡」等々、日本を代表する弥生遺跡の宝庫でもある。

鳥取県は、この2大遺跡を「とっとり弥生の王国」と呼んで県の内外にアピールしている。その一環として「あなたも弥生のお菓子職人」というお菓子作りコンクールを教育委員会事務局文化財課が実施した。

弥生時代をイメージさせるお菓子のレシピとアイデアを募集するというもの。弥生時代の遺跡とお菓子。ちょっと意外な組み合わせである。「弥生人の子供は、お菓子を食べたのだろうか?」という素朴も疑問は残る。だが、クルミやクリなど弥生時代にも使われていた食材を用いることが条件と聞いて安心した。第3回となる今年は、「古代米」にちなんでお米がテーマである。

応募119作品のなかから34作品が審査会に進んだ。送られてきたレシピに従って作られたお菓子を実際に食べて審査をする。私も審査に加わったのだが、どの作品もプロが作ったように美味しかった。レシピ部門では小学3年生の米粉入りクッキーと野菜パウダー入りマフィンで作った「外がわも食べられる やよいどきがたスイーツ」が最優秀賞に選ばれた。甘さを抑えたクッキーを口に含むと、お母さんやお父さんと相談しながら工夫を凝らす微笑ましい光景が頭に浮かんだ。

こんなお菓子があったらいいな~というアイデア部門では、勾玉の形をしたクッキーなどを使った「弥生風のプリンケーキ」が最優秀賞に選ばれた。こちらも小学6年生の作品である。彩り鮮やかなイラストが、とても愉快で楽しませてくれた。

入賞作品は、公開されている遺跡でパネル展示されたり、レシピカードとして配付される予定。今回は、非常にレベルが高く、商品化の可能性をうかがわせるものまであった。

弥生時代には、砂糖やベーキングパウダーなどはもちろん無かっただろう。けれども海や山には現代以上に豊かな食材が溢れていたはずである。邪馬台国の女王・卑弥呼も甘いもの好きだったのではないかと夢想してしまった。

2012年02月15日(水) 08:32 | 未分類 | コメント(0) | トラックバック(0)

この記事のトラックバックURL:

トラックバック

この記事へのトラックバック:あなたも弥生のお菓子職人

  • 現在登録されているトラックバックはありません。

コメント

  • 投稿されたコメントはありません。

コメントを投稿

この記事コメントはブログ管理者が承認するまで表示されません。
メールアドレスは公開されません。
※印は必須入力です。

名前※
メールアドレス
URL
コメント※
画像認証※
※上の画像に表示されている英数字を入力してください
« 前月 次月 » 2012年2月
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
26272829   

RSS


お問い合わせ事務局:鳥取県菓子工業組合 鳥取県鳥取市末広温泉町160(社)鳥取県物産協会内 TEL:0857-29-0021 FAX:0857-29-0022